夫婦関係ですれ違いを起こしやすい思い込みについて
こんにちは。
夫婦カウンセラーの柴田フーフです。
私たちは結婚生活のなかで生じる問題や悩みを
改善するためのカウンセリングを行っています。
夫婦関係が長くなってくると
すれ違いが生じやすくなってきますが、
その原因になりやすいのが今回のテーマです。
「言わなくても分かって問題」ですね。
例えばパートナーにこんな風に思うことはありませんか?
- いちいち言わなくても分かってほしい
- 言わなきゃ分からないなんておかしい
- ちゃんと愛があれば分かってくれるはず
こういう思いがあればあるほど夫婦関係に疲れやすくなるし
2人の間に大きなすれ違いを生みやすくなってしまいます。
そこで今回はこの「言わなくても分かって問題」について
その根深さや特徴、注意点などをまとめてみました。
もし良かったら参考にしてみてください。
夫婦関係にストレスをもらたす「言わなくても分かって」の厄介さとは?
結婚したパートナーに対して「してほしいこと」や
「言ってほしいこと」ってたくさんありますよね。
例えば自分がパートナーに対して怒っている場合、
わざわざ「怒ってるんだけど」って言わなくても態度や雰囲気で
それとなく察してほしいし、向こうから歩みよってきてほしいですよね。
そうしてくれた方が愛を感じるというケースは多いと思います。
でも、それを2人のあいだで「あたりまえ」にしちゃうと、
夫婦関係ではトラブルが起きやすくなってしまうし、
すれ違いが生じやすくなってしまいます。
みんなついついやっちゃうんですけど、
こういう感覚でいると夫婦はズレやすくなるんです。
でも、無意識のうちにやってしまいがちなので
できるだけ注意をしておいた方がいいんですよね。
そうじゃないと一方的に期待して裏切られた気分になったり、
パートナーに失望したり、ガッカリしてしまいます。
「言わなくても分かって」と願ってしまうことが厄介なのは、
その試みが失敗するたびに相手を減点してしまうことです。
特に「言わなきゃ分からないなんておかしい」って思いがあると、
パートナーが自分の思い通りに動いてくれなかったら、
そのたびにどんどん失望していってしまいます。
この「言わなくても分かって」っていう思いは
とにかくいろんな場面で問題化しやすいんですけど
次に悪循環へとつながるケースをチェックしていきますね。
夫婦関係のすれ違いで悪循環が起こっていくパターンは?
パートナーシップの初期(恋愛時代や新婚時期)では、
「言わなくても分かって」が上手く機能することもあります。
でも、言わなくても分かってくれてやってくれた方が
愛を感じるからこそ下記のように誤解しやすいです。
- 言わないでやってくれた=愛がある
- 言わないとやってくれない=愛がない
こういう分け方になることが危険なんですよね。
「言わなくても分かってくれる」かどうかで、
パートナーの愛をはかったり、相手の愛を確かめていると
夫婦関係が長くなってきたときに危機に陥ります。
ついつい指針にしたくなる気持ちはわかるんですけど、
それだけで愛をはかりだすと悪循環につながりやすいです。
実際には言わないと伝わらないことって多いのに
「言わないとやってくれないから愛がない」ってなると
どんどん相手からの愛が減っていくように感じます。
これってめっちゃ損なんですよね。
これとは逆で「言わなくても分かって」の弊害を
夫婦が2人とも理解していると結婚生活が
うまくいきやすくなったりもします。
自分たち夫婦も「言わなくても分かって」は
「勘違いした甘え」だとお互いに理解しているし、
大切なことはちゃんと伝え合うことにしています。
そういう前提でいると変なストレスが生まれにくいし、
すれ違いも防止しやすくなるのでいいですよー。
下記の記事もそうですけど夫婦は前提次第で
関係が良くも悪くもなるので気をつけておいてください。
>>関連記事 夫婦関係がうまくいかない人が必ずハマっている相性信仰とは?
>>関連記事 夫婦関係で2人の「違い」が気になってきたときに対処するコツは?
ということで、今回は「言わなくても分かって問題」について
その根深さや特徴、注意点などをまとめてみました。
もし少しでも参考になったとしたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
それでは、またー!