夫婦で良い話し合いができないと関係はしだいに悪化していく
こんにちは。
夫婦カウンセラーの柴田フーフです。
私たちは結婚生活のなかで生じる問題や悩みを
改善するためのカウンセリングを行っています。
夫婦での話し合いがうまくできるかどうかで
結婚生活の質って大きく変わってきますよね。
しかし、話し合いをしているつもりになっているだけで、
実際には話し合いができていない夫婦はかなり多いです。
パートナーと話し合いをしようとしても相手がキレてきたり、
聞き耳をもってくれなかったりするケースもあります。
そこで今回は夫婦での話し合いがうまくできるようになるために
知っておいた方がいい3つの自己表現タイプをまとめてみました。
もし良かったら今後の参考にしてみてください。
話し合いができない夫婦に多くみられる自己表現タイプは?
アメリカで生まれた「アサーション」という人間関係と
コミュニケーションに関する考え方は夫婦関係にとっても有益です。
それによると自己表現のタイプは下記の3つに分類されます。
- 非主張的(自分の気持ちや考えを率直に表現できない)
- 攻撃的(相手の気持ちや考えを考慮せず自己主張する)
- アサーティブ(自分も相手も大切にする表現方法)
夫婦で話し合いができない時に多くみられるのは
片方が攻撃的、片方が非主張的なタイプのパターンです。
例えば話し合いをしていて夫が急に怒鳴ったり不機嫌になる場合は
「攻撃的なタイプ」になっていることが多いです。
攻撃的なタイプは自己主張はしっかりできるんですが、
相手の気持ちを大切にしようっていう意識が低いです。
それよりも2人の関係を自分の思うとおりにしたかったり、
相手よりも優位に立ちたいっていう気持ちが強いのが特徴ですね。
普段から人間関係でストレスを抱えていたり、
忙しかったり、疲れている方に多いです。
これとは逆に口論のときに黙ってしまったり、話題を変えたがったり、
違うことをし始めちゃう場合は「非主張的なタイプ」ですね。
非主張的なタイプは相手は大切にするけど
自分の気持ちを大切にしていないことが多いので、
相手に合わせすぎてしまってよく誤解されます。
嫌われたくない気持ちや察してほしい気持ちが強いし、
自己犠牲が強かったり、自己評価が低いという特徴がありますね。
またパートナーとのパワー差が大きかったり、
自分に自信がないと非主張的になりがちです。
アサーティブな自己表現ができる人っていうのは、
たとえ愛し合っている夫婦だとしても別々の人間なので、
2人の考えが違うのは当然だし、あたりまえだと思ってます。
自分らしさも大切にするし、パートナーの考えも尊重して、
お互いにとって一番ベストなラインをいつも探ろうとします。
とりあえず「へぇー、3つのタイプがあるんだー」くらいの
フワっとした理解で今のところはオッケーです。
今回お伝えしたいのはこういったタイプを知らないことで、
思い込んでしまう勘違いや重大な損失についてです。
それをこれから詳しくチェックしていきます。
夫婦で話し合いができない時に勘違いしがちなことは?
結婚する前はそうでもなかったのに
結婚してから「話し合い」を避けはじめるタイプもいます。
話し合いをしようとするとキレちゃったり、
不機嫌になったり、イライラしはじめたり…
パートナーがこんな風に攻撃的な態度で接してきたら
「この人ってホントはこんな性格だったの」って絶望するし、
2人で歩んでいくことに困難さを感じてしまいますよね。
なかには離婚という2文字がちらつくくらい、
追い詰められてしまう方もいます。
しかし、こういった時によく勘違いしてしまうんですが、
こういった態度が相手の本来の性格ではない場合があります。
実は相手が攻撃的だったり非主張的な自己表現しかできないのは、
もともとの性格が起因ではなくパートナーシップを学んでいないことや
夫婦関係の知識が乏しいことが原因だったりするんですよね。
単純にその分野のレベルがまだ低くて未熟なだけで、
そこからぐんぐん伸びて成長することもあるんです。
夫婦関係に関する知恵を学んだり身につけることで、
自分だけじゃなくてパートナーも大切にできるようになって、
話し合いのレベルが上がっていく夫婦もたくさんいます。
ひょっとしたら相手は話し合いの重要性に気づいていないかもしれないし、
パートナーシップを誤ってとらえているかもしれません。
いろんなパターンがあるのでお話を伺ってみないと分かりませんが、
大事なのは「違和感」に対しては早めに対処していくことです。
「話し合いができない」っていうのは夫婦関係が悪くなる
シグナルでもあるので、そのまま放置しないように気をつけてください。
話し合いのコツやより良いコミュニケーション方法については、
今後もお伝えしていく予定なので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
ということで、今回は夫婦での話し合いがうまくできるようになるために
知っておいた方がいい3つの自己表現タイプをまとめてみました。
もし少しでも参考になったとしたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
それでは、またー!