セックスレスを引き寄せてしまう夫婦の呼び方について
こんにちは。
夫婦カウンセラーの柴田フーフです。
私たちは結婚生活のなかで生じる問題や悩みを
改善するためのカウンセリングを行っています。
セックスレスに悩んでいる方のお話を伺っていると
お互いを「パパ」「ママ」呼びしている方が多かったりします。
(「お父さん」「お母さん」呼びもあります)
子どもがいる家庭ではよく使われている呼称ですし、
日本ではポピュラーな夫婦の呼び方ですよね。
仲が良い芸能人夫婦でもお互いのことを
「パパ」「ママ」呼びしている方もいます。
そのぐらいあたりまえな呼び方なんですけど、
実はこういった呼び方も気をつけて使わないと
セックスレスを引き寄せる原因になったりします。
そこで今回は、なぜ「パパ」「ママ」呼びがレスを引き寄せるのか?
その原因や解消法へのアプローチなどをまとめてみました。
もし良かったら参考にしてみてください。
セックスレスの原因「パートナーを異性としてみれない」はなぜ起こるのか?
セックスレスになってしまう夫婦のなかには、
パートナーのことを「異性」として見れなくなって、
セックスから遠ざかってしまうケースがあります。
- 「女(男)として見れなくなった」
- 「家族としてはいい人なんだけど…」
- 「異性としての魅力は感じないんです」
などなど、こういった理由ってよく聞きますよね。
特に子どもが生まれて、親になってから
家族愛が強くなりすぎてしまって、
性欲が減少することがあります。
それまでは異性愛の対象だったパートナーが
肉親愛・家族愛の対象に変わってしまうことで、
性欲を感じにくくなってしまうんですね。
いわゆる「近親姦不安」による影響もあります。
自分の母親や父親(あるいは兄弟姉妹)などの家族に
性欲を感じるのは気持ち悪いっていう感覚がありますが、
それをパートナーにも感じてしまうというものです。
もともと家族ではなかった2人が結婚して
家族になっていくんですけど気をつけないと
こういった近親感覚も移ってしまったりするんです。
そうすると動物的な本能としての部分で
性的なものを嫌悪するようになっちゃうんですよね。
これを助長してしまうのが「パパ」「ママ」呼びでもあるので、
次にそのメカニズムについてチェックしていきます。
セックスレスを無意識のうちに引き寄せてしまう言葉の影響について
子どもにとっては夫婦って「パパ」と「ママ」なので
お互いをそうやって呼び合うことが間違っているわけではありません。
「お父さん」「お母さん」ってお互いを呼び合う、
熟年の夫婦もかなり多かったりしますよね。
しかし、日常的にお互いをそうやって呼んでいると、
相手を役割(父母、夫婦など)として扱う感覚が強くなりますし、
先ほどのような近親感覚も生まれてきたりします。
そうすると性的にみることをおかしく感じたり、
性的にみれなくなってきたりしちゃうんですね。
子どもの前では「パパ」「ママ」と呼び合っていても
夫婦2人の時は名前で呼び合ったりしているならまだいいんですが、
そういったこともなくなると、より近親化してしまいます。
実は長い夫婦生活ではこういった過度の役割化・近親化が
ネガティブな影響を及ぼすことも少なくありません。
人間って自身の言葉に影響されていったりもするので、
1日に何度も妻のことを「お母さん」「ママ」って呼んでると、
無意識のうちにも混同していったりしちゃうんですよね。
ですが、子どもにとっては「ママ」だったとしても、
夫にとって妻は「ママ」ではないので、こういったズレが
いつのまにか性の領域まで犯してしまうことってあるんです。
ですので、もしお互いをパパママ呼びしていて
レス気味の方は呼び方なども工夫するといいと思います。
ということで、今回はなぜ「パパ」「ママ」呼びがレスを引き寄せるのか?
その原因や解消法へのアプローチなどをまとめてみました。
もし少しでも参考になったとしたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
それでは、またー!