セックスレスで夫が拒否する心理の裏側に隠れているもの
こんにちは。
夫婦カウンセラーの柴田フーフです。
私たちは結婚生活のなかで生じる問題や悩みを
改善するためのカウンセリングを行っています。
妻がセックスを夫に拒否されている場合、
相手の心理や気持ちってなかなか見えにくいですよね。
- 「疲れているから」
- 「その気になれなくて」
- 「ごめん、気が進まない」
などなど、いろんな理由を言われるかと思いますが、
実は裏側にある心理は「まったく違うもの」だったりします。
そこで今回は夫が拒否する場合の心理パターンで
代表的な5つのケース(状況を含む)をまとめてみました。
もし良かったら今後の参考にしてみてください。
セックスレスで夫側が拒否する場合の5つの心理パターンとは?
1. 妻とのセックスに自信がない「不安」パターン
夫がセックスを拒否する場合の心理パターンで
30代以降に増えてくるのが「自信喪失」ケースです。
深酒した際に中折れしたことがあったり、
何度かEDっぽい症状が出てしまったりすると
男性はうまくできるかどうか不安になります。
何回かうまくいかないことがあると
「次は大丈夫だろうか?またダメかもしれない」と
予期不安が出てきて勃起障害につながったりするんですよね。
それ以外にも早漏で責められたことがあったりなど
性に自信がなくなってきて避けるケースは多いです。
2. 妻の圧が強くてプレッシャーを感じている「受身」パターン
夫が拒否するようになるセックスレスの事例では
妻からのプレッシャーが大きすぎて嫌になったり、
面倒になってしまうケースも多いです。
特によくみられるのは不妊治療を行なっていたり、
妊娠を目的にしている場合の排卵日にまつわるものですね。
マジメな夫婦に多いんですが、
相手の期待に応えようとしすぎて億劫になったり、
その気持ちがプレッシャーになって萎えている男性もいます。
セックスって「やらなきゃいけないもの」だって
義務化されてしまうと途端に苦しみに変わったりするんですよね。
男性は性に対して受け身になりすぎてしまうと
性欲障害につながりやすくなるので注意が必要です。
3. 深刻な疲労や悩みごとなどで余裕がない「限界」パターン
物理的に仕事が忙しすぎて余裕がなかったり、
日頃から疲労やストレスが蓄積しすぎていると
セックスを拒否せざるをえない場合があります。
仕事以外でも人間関係などで深刻な悩み事があったり
夫婦関係で亀裂やわだかまりがあった場合なども
こうした限界パターンはみられますね。
自身のキャパシティ(許容量)を超えているので、
セックスをするほどの余裕がない心理状態です。
他の4つの心理パターンの場合でも
「疲れているから」という理由が使われるので
このパターンと混同しやすいという特徴があります。
4. 妻に性的魅力を感じなくなっている「怠慢」パターン
セックスには刺激が必要ですが夫婦生活が長くなると
お互いの存在に慣れてしまってレスになることもあります。
妻よりも「子どもの母親」という役割が強くなったり、
倦怠期に入った夫婦によくみられるパターンですね。
妻は自分のモノという安心感を持ち過ぎてしまうと、
釣った魚に餌をやらない状態になってしまって、
飽きたような感覚になってることもあります。
こういうケースは環境やルール設定次第で
セックスレスが改善&解消する事例も多いです。
お互いの存在を当たり前にしないための工夫や
ルール、環境設定というのはとても大事だと思います。
5. セックスのパートナーが別にいる「浮気」パターン
妻がセックスを誘っても夫が拒否する場合の
心理パターンで一番タチが悪いのがこのケースです。
「やましい気持ち」があるので話し合いも避けますし、
浮気がバレないようにいろんな嘘をついたりもします。
他の4つの心理パターンのように思いこんでいたけど、
実際は浮気をしてただけってケースも多いです。
自身を正当化したり、原因を誤魔化したり
カモフラージュしている場合が多いので
もっとも注意が必要なパターンですね。
では次に夫が拒否するときの心理を探るために
重要なアプローチの基本を解説しておきます。
セックスレスで夫側が拒否する際の心理を見抜くために重要なことは?
セックスレスで夫が拒否する場合の
代表的な心理パターンを5つみてきました。
実際には複数の心理が重なっている場合もありますし、
その組み合わせによって解決方法も変わったりします。
心理パターンによっては夫が真意を隠したがったり、
やましい気持ちがあったり、偽装していたりするので、
的確に本音を見抜くのはなかなか難しいです。
ストレートに聞いてわかるわけじゃないので、
本当の気持ちを探るためには準備が必要ですね。
日頃からの観察や推測も大事になってきますが、
重要なのは相手を責めないようにすることです。
セックスを拒否されると深く傷ついてしまうので、
ついつい夫を責めてしまったり、攻撃しがちなんですよね。
でも、そうやって気持ちを相手に強くぶつけたり、
感情を爆発させてしまうと「本当の理由」が分からないし、
2人の関係がどんどん悪化していってしまいます。
ですので、できるだけ相手を責めないように、
フラットな気持ちで探るようにしてみてください。
ということで、今回は夫が拒否する場合の心理パターンで
代表的な5つのケース(状況を含む)をまとめてみました。
もし少しでも参考になったとしたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
それでは、またー!